製造業の現場改善に役立つアプリ20選【工数管理・日報等】
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製造業の現場では、人手不足の解消や生産性向上のためデジタル化が進んでいます。その中で注目されるのが、スマホやクラウドで使える現場改善アプリです。

例えば、スマファク!は町工場が自社の経験から開発した作業日報&工数管理アプリで、QRコードをスマホで撮るだけという簡単操作で工場内の作業を見える化します。Wi-Fi環境と作業者一人一台のAndroidスマホがあれば導入でき、紙の日報入力の手間を省きリアルタイムに集計・分析が可能です。

本記事では、スマファクのように現場DXを支援するおすすめアプリを、用途別(工数管理・作業日報/勤怠・生産/在庫・設備保全)に20個ご紹介します。各アプリの機能概要や導入企業例、価格、特徴を解説します。自社の課題に合ったツール選びの参考にしてください。

工数管理に役立つアプリ5選

製造現場の工数管理とは、各作業やプロジェクトにかかった人の稼働時間を把握し、原価計算や効率改善に役立てることです。

従来はExcelなどで手入力し集計する企業も多いですが、最近はWebアプリで手軽に工数を記録・分析できるツールが登場しています。ここではプロジェクトの進行管理に強い5つの工数管理ツールを紹介します。

アプリ名 特徴 導入企業例 価格
スマファク! QRコードをスマホで撮影するだけで工数を記録できる日報アプリ。作業時間や不良数などをクラウドで集計。 野崎工業、某国立病院など 1ユーザー月額2,200円(税込)
Lychee Redmine Redmineベースのクラウド型プロジェクト管理。工数や稼働率を可視化。 7,000社以上の中小・大企業 月額5ユーザー5,000円~
Asana タスク・工数管理を統合。ガントやカレンダー対応、外部ツール連携も豊富。 トヨタ自動車、日本マイクロソフトなど 無料~有料版1ユーザー月1,300円~
Backlog 日本発プロジェクト管理ツール。直感操作が特徴でユーザー数無制限プランあり。 ソニーグループ、ブリヂストンなど 月額約12,000円~(ユーザー無制限)
Brabio! シンプルなガントチャート管理ツール。外部共有や複数プロジェクト管理に対応。 中小製造業での生産計画表クラウド化 無料~有料版月額980円/ユーザー~

作業日報・勤怠記録に役立つアプリ5選

製造現場では日々の作業日報や従業員の勤怠管理も重要です。これらをデジタル化することで、現場の状況共有や労務管理が効率化されます。ここでは、スマファク!を含め日報・勤怠に強い5つのアプリを紹介します。

アプリ名 特徴 導入企業例 価格
スマファク! QRコードで作業記録。トレサビリティやロット管理対応。 野崎工業、印刷業など 1ユーザー月額2,200円(税込)
gamba! SNS型日報共有アプリ。KPI可視化や「いいね」機能で現場活性化。 製造業の報告デジタル化事例あり 1ユーザー月額898円~(年契約)
日報くん 低価格で導入できるシンプルなWeb日報アプリ。 建設業や小規模製造業 1ユーザー月額44円~
KING OF TIME クラウド勤怠管理。打刻方法が豊富で15,000社以上導入。 パナソニックグループ、ダイキン工業など 1人月額300円(税抜)
TeamSpirit Salesforce基盤のオールインワン勤怠・工数管理。柔軟な勤務体系対応。 トヨタ自動車、大成建設など 月額600円/人~(最低30,000円/月)

生産・在庫管理に役立つアプリ5選

工場の生産計画や在庫管理を最適化することは、納期遵守や在庫コスト削減に直結します。ここでは、生産・在庫の管理業務を支援するシステム5つを紹介します。いずれも国内製造業の導入事例が豊富な製品です。

アプリ名 特徴 導入企業例 価格
i-PROW 見積・受注から生産、在庫、債権債務まで一括管理。ライセンスフリーで端末数制限なし。 電子部品組立工場、中堅機械メーカーなど 要問い合わせ(カスタマイズ度による)
Factory-ONE 電脳工場MF 中堅中小製造業向け。製番・MRP・販売ベースなど多様な管理方式に対応。 自動車部品、プラスチック成形加工業など 要問い合わせ(導入規模により異なる)
ZAICO クラウド在庫管理アプリ。スマホ・バーコード入力・リアルタイム共有に対応。 町工場、物流企業、工事業者など 無料~月額1,078円(税込)から
ロジクラ ECや卸売に強い在庫・出荷管理アプリ。倉庫単位の在庫管理や出荷指示に対応。 アパレル・小売・食品メーカーなど多数 月額11,000円~(スタータープラン)
アラジンオフィス 販売・在庫・生産・購買管理まで一元化できるパッケージ型基幹業務システム。 鋳造・切削・樹脂など多様な製造業で導入 要問い合わせ(カスタマイズ可能)

設備保全に役立つアプリ5選

製造設備の故障は生産ライン全体の停止につながるため、予防保全や点検業務の効率化が重要です。ここでは、設備保全に役立つ5つのアプリをご紹介します。点検記録や異常検知の自動化に対応したツールも含まれています。

アプリ名 特徴 導入企業例 価格
保全ワークス スマホ・タブレットで設備点検を効率化。QRコードで点検箇所を呼び出し、結果をクラウドで一元管理。 中小製造業や食品工場、メンテナンス事業者など 1ユーザー月額1,100円~
ConMas i-Reporter 紙の点検票をそのままデジタル化。設備点検・作業記録・巡回チェックなどに活用可能。 大手自動車・化学メーカーを中心に多数 ライセンス制(初期費用+月額/年額プラン)
tebiki 動画マニュアル作成ツール。保守作業や点検の手順をスマホ撮影で記録・共有。多言語対応。 製造業・物流業を中心に多くの導入実績 月額20,000円~(動画本数制限あり)
MAINTENANCE CADDY 設備情報・点検記録・履歴をクラウドで一元化。過去の故障履歴から予兆保全も可能。 製造・建設業など複数業界で導入 月額要問い合わせ(機能構成により変動)
NETSUGEN IoTセンサーと連携し、設備稼働データを取得・異常を自動検知。LINE通知などのアラート機能も充実。 機械加工・食品製造などで活用 要問い合わせ(機器構成・連携内容による)

製造業のための日報・工数管理アプリスマファク!

”スマファク!”とは、「製造業の、製造業による、製造業のための作業日報アプリ」です。業務管理およびトレーサビリティの効率化を目的にしています。
スマファク!は現場を知り尽くしたモノづくり企業である我々が、徹底的に“カンタン”を追求し、IoT先進企業とタッグを組んで開発したものです。現場を知る我々だからこそ、老若男女誰もが”カンタン”に現場で使えるアプリを作り上げました。

スマファク!の大きな特徴は3つ。

特徴1 超簡単導入

新しいアプリやシステムを導入すると、設定が煩雑で使いにくい。使うまで難しい。また、新規設備や通信機器の導入コストがかかって、費用対効果が合わない、となり、導入の足かせになりませんか?
実は、スマファク!は、導入時の細かな要件定義や、設備/通信機器の導入は必要ありません。
wifi、スマホ、QRコードの3つで運用ができ、設定は最初の1回のみ。カンタン2ステップで導入可能です。

作業現場の様子

特徴2 超カンタン記録

便利なシステムやアプリがあっても、使い勝手が悪かったら使わなくなりますよね。その点、スマファク!は圧倒的な使いやすさで現場定着にもつながります。
使い方は簡単。始業前や作業前にQRコードを撮るだけ。作業完了後は必要事項を入力し、作業完了ボタンを押します。タブレットやPC入力は一切不要の誰もが操作可能なアプリです。

作業現場の様子

特徴3 超簡単分析

データを簡単に記録できても、分析にも大きな時間がかかりますよね。データがあっても分析できないと宝の持ち腐れになってしまいます。
スマファク!は現場の現場による改善のための必須ツールが標準機能として盛り込まれています。

1. 標準実装ダッシュボード
いつでも・誰でも・どこからでもリアルタイムに集計グラフ化された情報を確認し、分析が可能です。分析した作業日報記録から来期の計画を立てることにより、工程サイクルタイムの短縮を実現します。
2. 作業履歴
作業報告時に、ロット番号トレーサビリティにも対応しており、生産数/不良数/異常内容の記録を残せます。万が一問題が発生した場合も、作業履歴をもとにした書類の出力や原因分析が可能。改善策も「即」実施でき、工程停止時間の短縮を実現します。

作業現場の様子

スマファク活用事例

事例1:日報帳票の電子化で業務効率化もUP ROIは750%に

電装部品メーカーでは日ごろから、加工作業の分析や改善に意欲がありました。しかし、手書きの作業記録、人海戦術での帳票やグラフ化作業が負担になり、実績データの把握が困難でした。そこで導入したのがスマファク!です。
スマファク!により、担当者ごとの実績データの比較が容易になり、業務の改善やレベルの底上げを達成。導入後、たったひと月で2/3の作業者が15%以上もの作業効率向上を実現しました。
結果、スマファク!の導入により費用対効果(ROI)は750%を達成。内訳は投資額290万円に対して、手書き日報廃止による労務費を年間1,000万円削減。さらに生産効率の向上により1,200万円、合計2,200万円もの利益を生み出しました。

事例2:製造現場の管理業務を電子化!可視化共有で作業ムラ改善

半導体部品セラミック加工メーカーでは、従来より工場内をリアルタイムに見える化したい要望がありました。しかし、夜勤の勤務状況報告作業や監視人員配置など人・手間・コストをかけてもうまく管理できない課題がありました。
そこでスマファク!を導入し管理業務を電子化。リアルタイムに工場の可視化共有を実現しました。また、集計報告や監視管理者を2名にでき、年間1,000万円の経費削減にも成功しています。

事例3:現場管理業務の経費削減効果が1,500万円以上に

印刷加工メーカーの事例では、20年以上続けている手書きの作業日報が、段ボールで埋もれているだけでした。そこで、作業日報の有効活用のためスマファク!を導入。
日報の電子化により1,500万円以上の経費削減を実現しました。具体的には手書き作業の電子化により、1日あたり15分の作業時間短縮、年間1人あたり20万円もの経費削減を達成。また、日報データを有効活用し、組織のPDCAマネジメントへも役立てています。

製造業DXのはじめの一歩としてお役立てください

スマファク!は製造業のための、製造業が開発した日報・工数管理アプリです。誰でも簡単に導入・使用でき、分析に役立てることが可能です。
費用対効果も高く、手書きの日報や工数管理、生産性の向上にお悩みの製造業のみなさまにはぴったりだと思います。

「スマファク!」についての質問や導入検討の相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。管理業務に関する製造業のみなさまのお悩みを解決いたします。